あなたのお子さんが本当に起立性調節障害なのか?
起立性調節障害の症状
軽い症状の場合、午前中に訴えることが多く、強いことが特徴です。起床時になかなか起きることが出来なく、食欲不振 のために、朝食を抜きがちです。
しかし、夕食は食欲もありよく食べます。 朝起きた時など、腹痛を訴えますが、おへそ近くの痛みで、5分ぐらいで消えます。下痢や吐き気はともないません。
重い症状の場合、起床時に吐き気や頭痛、目まいなどの症状が起こり、起き上がることが大変な状態です。 これらの症状は、午前中続き午後になると軽くなります。
起立性調節障害という病気を知らなかったり、意識のない親御さんは、ただ単に「なまけもの」、「無気力」、「根気がない」 などと思いがちです。
また、反抗期と見分けにくい言動が親を混乱させます。
これが当てはまったら疑うべき起立性調節障害のチェックリスト
親から見て、子供が「怠けぐせ」、「無気力」などやる気が感じられなく、いつもダラダラしていると思うことがある。チエック 項目をみて我が子に照らし合わせて考えてみてください。
症状が軽いと思われる場合
- 朝の顔色が青白く悪い。
- 食欲がないと言って朝食を抜く。
- 軽い腹痛を時々訴える。
- 根気がなく、身体がだるく疲れやすい。ダラダラしてぼーっとしているような感じ。
- 頭痛を時々訴える。
- 乗り物に酔いやすい。
症状が重いと思われる場合
- 立ちくらみや目まいを起こしやすい。
- 立っていると気持ち悪くなる。ひどくなると倒れたりする。
- 入浴中や嫌なことにあったり聞いたりすると気持ちが悪くなる。
- 少しの動きなどで、動悸や息切れがする。
- 朝なかなか起きられず、午前中調子が悪い。
- 夜なかなか寝つけれず、夜更かしをする。
起立性調節障害を放っておくとどうなるのか?
起立性調節障害は、自律神経のバランスが崩れている状態ですから、この状態を放置することは、これらの症状の重症 化につながり、病状の回復の長期化にもつながります。 たとえば、朝起きるのがつらい、なかなか起きる事が出来ないなどの症状などは低血圧ののために起こる症状ですが、 放置していると重症化がが進み、起きることが辛くなり、学校にも遅刻や休みがちなります。
食欲もなくなり、朝食を抜く 多くなりがちになり、体に力が入らなく、いつもダラダラしているように思われます。ストレスもたまり自律神経のバランスも 崩れて、ひどくなるとうつ病にまで発症していまいます。
そうなる前に周りの人は、とくに親御さんは気づいてあげて、できる限り早く専門医にみせることをお勧めいたします。