起立性調節障害の子供が注意したい季節の変わり目

健康な人でも、天気の悪い日や季節の変わり目などなどでは、不快な症状を感じることがありますね。
 
起立性調節障害は春や夏に発症しやすく、起立性調節障害の人も症状を悪化しやすいです。なので起立性調節障害の子供はとくに注意を要します。
 
しかし、秋から冬には症状も軽くなります。

季節の変わり目とは?

3月~5月の春  6月~8月の夏  9月~11月の秋  12月~2月の冬

季節の変わり目とは、実際には寒暖差が激しい時節をさします。
 
朝晩の寒暖差が大きいと、体調不良を起こしやすく、また、この時期は、進級や進学、就職などの環境の変化の多いい時期で、心への大きなストレスとなり、体調不良や、症状 の悪化を感じる人が多いいです。

季節の変わり目に気を付けること

季節の変わり目などに、頭痛や目まい、吐き気などの体調不良が起こりやすくなり、朝起きるのが辛く、食欲もなく寝込みがちになり、気力までもなくなります。
 
急な気温や気圧の変化には十分な注意が必要です。
 
秋から冬にかけては症状も軽くなり、親御さんは、治ったのではと思い違えがちです。
寒くなると血圧も高くなり、低血圧からくる症状が軽くなるからです。

梅雨時に気を付けること

雨が降り続いたり、湿度が高くなったりして、気分的にも体がだるく感じられ、気力も低下し、学校も不登校気味になりやすいです。
 
雨が降ると気温が下がるために、血圧も下がり低血圧になります。
雨が上がると気温も上がり、湿気もあり、汗もかきやすくなりますので、脱水症状になりやすく症状の悪化をまねきます。
 
水分補給をするようにいましょう。
 

寒暖差が激しいと起こる体調不良の原因

朝晩の寒暖差が激しかったり、一日一日の気温差、この気温の乱高下が自律神経に影響して自律神経のバランスが乱れをおこします。
 
この自律神経の乱れが、起立性調節障害の症状を引き起こしているのです。

季節の変わり目に対策したいこと

  1. いつもより多めの睡眠をとり、免疫力を上げるようにします。
  2. 生活のリズムを整えること、規則正しくねおきして、できるだけ決まった時間に食事を摂るようにする。そうすることで、自律神経のバランスをとれるようになります。
  3. リラックスタイムを設ける。ぬるめのお風呂にゆっくりつかったり、照明を落とし静かな音楽を聴いたりし、心体をリラックスする。
  4. 運動をする習慣をつける。
  5. 栄養のバランスを気を付けた食事を。

少しでも症状を軽くに抑え、周りの人や親御さんたちの協力と理解があってこそ子供さんも起立性調節障害と闘って行けると思います。

季節の変わり目には、注意をおこたらないようにしてください。