低血圧と自律神経の関係その1

低血圧は自律神経のバランスが大きく関わっています。そのために自律神経の事をより知ることの必要があります。
低血圧や起立性低血圧の病気から回復する上で、問題を理解することが、回復の近道ではと思います。

自律神経とは?

自律神経は交感神経と副交感神経の二つの神経でなっています。
呼吸や代謝、消化、循環、発汗・体温調節、内分泌機能、生殖機能などの維持や
その調節を自分の考えとは関係なしに絶えず働き活動している神経です。
 
交感神経と副交感神経は正反対の働きをしています。日中,起きている時に活動するのが交感神経で、睡眠や休憩時に働くのが副交感神経です。
 
人間の健康にとって、自律神経のバランスがいかに大事かわかります。
天秤ばかりで例えるならば、右に交感神経、左に副交感神経が同じようにあれば、バランスよく水平に保たれますね。
 
日中、起きている時には交感神経に働いてもらわないと、職場でも学校でも体がシャキッとしません。はたから見ると怠けているように映るのです。
 
また、寝ている時には副交感神経が働き、体に疲れやストレスなども取ってくれるのです。睡眠時間が短いと自律神経のバランスが崩れます。

自律神経のバランスの良さが低血圧に・・・・

副交感神経が働くと、血管が広がり、低血圧状態になります。だから、朝など起き上がった時に、交感神経にうまくバトンタッチ出来れば、低血圧から正常な血圧に なります。その結果、低血圧の症状が、朝起きた時に軽減されたり、起きなかったりします。
 
この自律神経のバランスが低血圧や起立性低血圧の症状に大きく影響しています。
気を付けなければ交感神経は起きている日中に活発になり、冬の寒い時は高血圧になる。
だから、高血圧の人は寒い冬場は血圧が上がりやすく、お風呂などや外温と室温の温度差などに気を付けなければいけません。
 
副交感神経は寝ている時に活発になり、夏の暑い季節が適応しています。だから、寝不足や生活のリズムの悪さは、自律神経のバランスにおいては天敵ですね。
 
この様に、季節、特に季節の変わり目は、自律神経のバランスや低血圧の人などは、気お付けなければいけません。
 
こうしてみますと毎日の生活の中に、低血圧や起立性低血圧の症状の悪化や日常的な症状の現れる状態が、何となくわかります。
裏を返せば、低血圧や起立性低血圧の症状の改善策や解決策が見えてきます。これが全てではありませんが、改善、解決の一つであることは間違いありません。